上から変えるのは難しい
先日、金融関係の勉強会に参加してきました。
エンド商品のないフラットな勉強会で大変勉強になりました。
日本で金融知識を学ぶ際には、金融商品を扱っている人から教えてもらうのがほとんどです。
そうなると偏った知識しか学ぶことができないので、マネーリテラシーの授業は必ず作ろうと思わされました。
個人的にとても印象的だったのが、ゴールドマンサックスの幹部が日本の金融関係で秀でた13人とチームを組んで金融庁の改革をしようと試みたところ、3年で諦めて帰ってしまったという話です。
日本の上層部は変わらない、終わりだという言葉を残してアメリカに帰国したそうです。
これまでは、何故上層部の人たちは世の中の流れに合わせて組織を変革しないのかと思っていましたが、最近読んだ「遺伝子と神について そんなバカな!」という本にヒントがありました。
元々生命体は遺伝子を複製すること(コピーを作ること)を目的としているそうです。
自分の遺伝子が安全に後世に受け継がれれば万事OKなのです。
地位を築いた人があえて環境の変化を起こす必要はないということになります。今のままで安全に遺伝子を複製できるので。
あくまで生物学的に。笑
でも、下から徐々に変えていくことはできる。
「猿に塩のついたイモを与えた実験」から、その可能性を感じました。
以下、簡単にまとめます。
①とある猿のコミュニティにイモを与えたところ、多くの猿がそのイモを食べた。
②次に、塩のついたイモを与えたところ、どの猿もイモを食べなくなった。
③ところが、ある子猿がイモを川の水で洗って食べるようになった。
④他の猿も真似するかと思いきや、真似をせず、見ているだけだった。
⑤最初にイモを洗った猿の親と子供達だけが真似をしてイモを食べるようになった。
⑥そして、最初にイモを食べだした小猿の家系と後から生まれてきた周りの子猿たちだけがイモを洗って食べられるようになった。
周りの大人猿たちは新しい「イモを洗って食べる」という文化に順応しなかったが、子供達にはその文化が受け継がれていったというのがとても興味深いです。
大人たちは今のままでも生きていけるのだから必要ないと判断したのか、意地を張っていたのか、理由は分かりませんが、とにかく文化の継承は上ではなく下の世代にされていきました。
途中参入して上層部を変えることは難しい。
でも、同世代、下の世代に向けて伝えていけば徐々に文化を変えることはできる。
そんな教訓を得ることができました。
一番初めに真似をした母親猿のように、一部の大人の方の応援者がいることも忘れてはならないと思っています。
僕たちもここまでの活動を通して、理解して応援してくださる大人の方に出会うことができました。
同じように行動しいる方、分かってくれる方は必ずいます。
そういった方々と協力して、下の世代に新しい文化を伝えていければと思います。
上から一気に変えようとせず、長い目で社会を変革できるような意識を持って、これからも活動を続けていきます。
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