百人の一歩は一人の一歩から
お久しぶりです、なるです。
昼下がりのサウナでの出来事
テレビ「〜♪」
おっちゃんA「雨降ってきたなー!」
おっちゃんB「今日は一日中雨やな…」
おっちゃんC「明日には晴れるやろ」
そんな他愛もない会話を聞きながらサウナのテレビを見ていると施設スタッフのお姐様がサウナに入ってきて入り口で一礼をする。
お姐様「失礼します。」
その姿を見た次の瞬間にさっきまで他愛もない話をしていたおっちゃんたちはスッと立ち上がる
そしてサウナ中の椅子に敷き詰められたまるでサウナの熱を吸収したかのようなオレンジ色のタオルを次から次へと剥ぎ取っていく
そう、タオル交換の時間がやってきたのだ
僕もおっちゃんたちの熟練技を見様見真似でやってみる
素早く、そして綺麗にタオルを剥ぎ取れない…
これが通い詰め、日々剥ぎ取り続けたおっちゃんたちとの差か…
どれだけの量を剥ぎ取り続ければその領域まで到達できるのか…
それを考えただけで100℃近いサウナの中にいるにも関わらず身の毛がよだつ
そんなことを考えている間におっちゃんたちとお姐様によってタオル交換は終わっていた
こんなにも息の合ったタオル交換は見たことがない
僕がなにもできず呆気に取られているとおっちゃんたちは己の汗を一滴、また一滴と新しいタオルに沁み込ませるために座っていた
まるで何事もなかったかのように
なにを言うわけでもなく呼吸をするように行動できる優しさ
みんながこういう優しい行動をできたらより素敵な世の中になるなーと思う
人に優しくと聞くことは多く、行動することが大切なのはわかっていたけれどできていない
一人の百歩より百人の一歩
百人の一歩は一人の一歩から
そう信じて
まずは日々少しずつでも優しさを意識し、行動の一歩を踏み出してみる
より多くの優しさの一歩が増えるようにまずは気づいた僕から一歩を踏み出す
熱さに耐えながら自己対話するサウナだけではなく人の優しさに心を熱くするサウナも良いものだ。
おーわりっ!