サマーヒル・スクールの教育
6/21、きのくに子どもの村学園を訪問することが決まり、事前に「きのくに子どもの村の教育」という本を読んでいます。
きのくにのことはまたその時書くとして、著書の中で気になったのが、イギリスにあるサマーヒル・スクールの教育。
ここから、きのくにの創設者、堀さんも多大なる影響を受けているとのこと。
サマーヒル・スクールは、「子どもたちは強制よりも自由を与えることで最もよく学ぶ」という哲学により、A・S・ニイルによって設立されたフリースクールです。
全ての授業が子供たちの選択によって行くも行かないも自由。
学校のルールも子供たちの自治によって決められる。
それでも、子供たちのいわゆる一般的な学力は高い。
ニイルが言うには、
「子どもの役目は彼自身の人生を生きることであり、心配性な親が、彼はこんなふうに生きるべきと考えた人生を生きることでもなければ、自分が一番よくものを知っていると思い込んでいる教育者の目的にかなった人生を生きることでもない」
ということらしいです。
こんな学校が、100年前に創られていたということに驚きを隠せません。
僕たちがやりたいことにとても近い学校であると感じています。
子供たちが自分自身の人生を自分で選択し、未来へ進んでいく。
自分で決めているからこそ、やりたいことには一生懸命取り組む。
大人は、そのために全力でサポートする。
サマーヒルの卒業生は、生きる力、バイタリティーがとても高いそうです。
ニイルのエピソードでとても印象的だったのは、子供と一緒に泥棒をした話、、、
当時、盗難癖があるボブという子供がいた。
夜中にニイルはボブを起こし、「隣の農場のニワトリを一羽、盗みに行くぞ。」といい、実際にニワトリを一羽盗んで帰ってきた。
隣の農場にはあらかじめ、事を伝えておき、ボブと一緒に盗みを働くということをしたニイル。
ニイルから見れば、ボブは父親から良い子でいなければならないというレッテルを貼られていることにストレスを感じているということだった。
ニイルは、ボブの意識の中の超自我の部分で睨みをきかせている父親像、大きくて、強くて、怖くて、常に正しい父親のイメージをどうにかしたいと考えた。
「校長先生と一緒に盗みに入ったんだ。校長先生も僕と同じなんだ。」
ボブにそう感じさせるのが、ニイルの狙いだった。
このように、ニイルは子供たちの抱える様々な問題を次々と解決していったそうです。
ニイルからすれば、問題のある子供なんてこの世に1人もいないのだ。ということみたいです。
今の学校では、クラスに馴染めないと支援学級にすぐ回されてしまうという現実もあるみたいで、そうしてしまう大人の方が問題なのではないかと思ってしまいます。
(余談ですが、例えば会社の中での教育にも大いに当てはまる点があるのではないでしょうか。仕事に問題を抱えてる人は、問題を抱えているだけであって、問題のある人ではない。と、思います。)
ニイルの教育は、僕たちのこれからの活動の指針となるものであると感じています。
「教師は、自分自身が自由でなくては、子どもを自由にすることなどできない。」
もっとも良い教師は子どもと共に笑う。
もっとも良くない教師は子どもを笑う。
ますます、きのくに子どもの村に行くのが楽しみになりました。
これから本質的な共育を学び、偉大な先輩方を見習いながら活動を進めていきます!
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